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ちびろずるーむ

ちびろずるーむ

パリの素顔に触れる1日(2)


夕食まで、1時間と少々フリータイムがありました。お昼寝は勿体ない
ので、観光しようと出掛けて、いつしかパッサージュ巡りとなりました。

このパッサージュ。ガラスの屋根で覆われて、いくつもの建物が並ぶ
アーケード街なんです。19世紀にパリで生まれた、商店街の元祖とも。

 

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ガイドブックで見る限り、とてもノスタルジックな空間で、憧れていました。
友達も興味があるようで、嬉しい。友達は地図が読める凄い人なんです。

道先案内人になってもらって、探しました。最初に見つけたのは、近代的
で子供のおもちゃを集めたような空間。パッサージュって書いてあるけど。

 

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でも探しているのは、こんなのではなくて、古き良き時代のパッサージュ。
友達が地図と睨めっこしてくれ、また歩き出しました。どんな入り口なのか

検討もつかなくて。穴のような狭い通路が見えたんですけど、まさかねって
通り過ぎたら、やっぱりそのまさかでした。おっかなビックリで入ったら素敵。

 

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中途半端な時間だったので、お店は閉まっているのが多くて残念。古切手
や骨董品の専門店が並んでいて、レトロ感たっぷり。カフェは営業中でした。

ここは「パッサージュ・デ・パノラマ」。本当に不思議な空間でした。まだ少し
時間があるので、それなら他のも探す事に。この周辺にいくつかあるんです。

 

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歩くこと数分。ありました!わざとボカしてありますが、こんな洒落たモザイク
タイルと外観が木目で統一されたお店が並ぶ、「ギャルリー・ヴィヴィエンヌ」。

19世紀初頭にオープンしたとは思えません。全体的に洒落てて優雅で、素敵。
老舗ワインショップやモードのお店がありました。中にはアパートもあるみたい。

まだまだパリには、素敵なパッサージュが点在しているのですが、時間が足り
なくて廻れませんでした。また行くことがあれば、他のところを楽しみたいです。

 

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夕食は、シャンゼリゼ通りに面している老舗カフェ「フーケッツ」。風月堂がその
名前をもじったとかもじらないとか。有名店だけあり、ドリンクのお値段は破格!

お料理はとても美味しかったのですが、ランチに引き続きでカフェご飯になり感動
薄れるし似通った味付けに、ふと田舎で頂いた美味しいお料理を思い出しました。

 

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食事後、地下にあるトイレに行った帰り、「えー!」と友達の叫び声。指さす方向に
居たのは、何とちっちゃなネズミ。デジタルズームで撮ったんですが、わかります?

逃げもせず、じっとしているんですよ。ここで暮らしているの?でも此処って、老舗の
カフェレストランですけど・・。いいのかな?お食事が良いから丸々太ってるのかな?

 

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元々田舎好きで都会が苦手な私なので、この2日間の観光に飽き出したんですが、
パッサージュ巡りと、この老舗カフェのネズミ騒動で、パリも楽しいなぁと思えました。

本日ラストは、モンマルトルの老舗シャンソニエ「オ・ラパン・アジル」。1875年に描
かれたアンドレ・ジルの「跳ねうさぎ」の看板が目印。ワンドリンク付き。只今、21時。

 

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穴倉のような店内で、2階は赤い照明の空間。当時のままの木製のテーブルと椅子。
ステージもマイクも無しで、テーブルを囲むように、歌手のみなさんが座っている様子。

他の方々とは離ればなれになりましたが、偶然に、ピアノの横の席に座ることが出来て
最高でした。歌手の人達とも近くて、お客さんも手拍子しながら、みんな歌っていました。

 

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ものすごい音量の歌声だし、とても上手だし、すごく楽しい。フランス語はわからないけど
唯一「お~シャンゼリゼ~♪」は一緒に歌いましたよ。あと知っている曲は、「ららら~♪」

みなさんそんな好き勝手な感じで楽しんでいました。アコーディオンの弾き語り(歌)が、
始まって、これも声量素晴らしいし聞き惚れていたら、添乗員さんが「もう帰りましょう」と。

このお店は、2時まで続くそう。もっと遅くまで居たいけれど、ツアーだから仕方ないです。
明日もあることだし。でも素晴らしい晩でした。明日は、一番楽しみにしていた所に観光。




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